承認作業はクラウドで完了
以前より短期間で処理でき、
精算回数が月1回から2回に向上
1965年に創業し、新薬からジェネリック、バイオシミラーまで幅広く取り扱う医薬品メーカー。その中でも注射剤をメインとし、「急性期医療」と「女性医療」を支える製品の開発と安定供給に尽力している。社内ERP導入を契機に、2013年から「HRMOS経費」(旧eKeihi)を利用いただいている。
他社の経費処理ソフトの動作が遅く不評だった 社内ERP導入が決まり、連携できるソフトが必要だった
「HRMOS経費」導入前はどんな困りごとがありましたか
2008年までExcelを使って経費処理を行っていました。このデータを見える化しようという話が出て、一度他社の経費処理ソフトを導入したんです。グループウエアを使っていたので相性が良いものを選んだのですが、現場からは「動作が遅い」とクレームが出ていました。たしかに起動が遅く、クリックしてから次の処理までかなり待たされるので、使い勝手がよくありませんでした。
また、自社サーバを利用するシステムだったので日々の経費データが蓄積され、システム管理者からも「データ容量が増えて困る」という声がありました。そこで社内ERP導入が決まった2013年に経費処理ソフトを入れ替えることにしました。
導入予定の社内ERPとも連携できた クラウドタイプならメンテナンスの心配が無用
「HRMOS経費」を採用いただいた理由は何ですか
実は2008年の検討時も「HRMOS経費」は候補になり、経理部門が推薦していました。グループウエアと同じ入口を使うという方針で他社になったのですが、機能や使い勝手を考えると「HRMOS経費」が優れています。2013年は社内ERPとの連携が前提となったので実績が豊富な「HRMOS経費」がすぐ候補に挙がり、今度は悩むことなく採用しました。
クラウドタイプなら自社サーバの負荷がなく、メンテナンスの心配がありません。初期費用とランニングコストも安いので安心です。今後の増員を考えても条件が弊社の要望と合っていました。導入決定後の準備期間においても、訪問サービスやサポート窓口があり安心でした。
現場チェック後に経理に来るので作業時間が短縮 締めの作業が楽になり精算が月1回から2回に
導入後はどんなところが改善されましたか
会議費と交際費を判定して間違ったら選べないような設定や、入力しなければ先に進めない必須項目を任意設定できる機能、駅すぱあと連携機能は助かっています。間違いを経理から指摘するのは、社員にとっても私たちにとっても気持ちの上で負担です。でも「HRMOS経費」ではシステムで解決しながら正しい処理だけ届くようになり、ストレスが減りました。
締日までに届いた依頼は1つでも多く承認したいので、スマホからも承認できる機能を活用しています。部門承認を会社で待たずにすみ、経理の最終確認が本当に楽です。承認作業がクラウドでできるようになったおかげで作業効率が上がり、「HRMOS経費」導入後に経費振込の回数が月1回から月2回に増えました。これは社員に向けた経理部門の「サービス向上」といえると思います。今後は「HRMOS経費」へ機能追加された法人クレジットカードのデータ連携を活用したいと考えています。